いま漁業が面白い!漁師になる方法

漁業の基礎知識

 

一般的な会社員からすれば、漁業に従事する、というのはかなり特殊な職種だと感じるかもしれません。そもそも漁業とは、海や河川、湖沼で、魚介類等の水産物の漁を行ない、収穫する職業、業種のことです。水産加工業を含めて水産業の一種ということになります。また、漁業で漁撈活動に専業で携わる人のことを漁師といいます。

 

漁撈(ぎょろう、漁労とも)という言葉は、魚類、貝類を捕る人の労働のことです。漁業の区分は、海面漁業(沖合漁業、沿岸漁業、遠洋漁業)、海面養殖業内水面養殖業内水面漁業栽培漁業、に分けられます。

  1. 海面漁業の中の沖合漁業とは、 沖合で行う漁業のことです。規模的には沿岸漁業と遠洋漁業の中間程度を指し、近海漁業とも言います。主な種類としては、大中型巻網漁業、沖合底引網漁業、サンマ棒受網漁業、沖合イカ釣り漁業、サケ・マス流網漁業、近海マグロ延縄漁業、近海カツオ一本釣り漁業、以西底引網漁業などです。
  2. 沿岸漁業は、陸から比較的近い距離で、日帰りできるような沿岸部での小規模な漁業のことです。サバ、アジ、タラ、タイなどを漁獲します。沿岸漁業は、漁船ではなく、無動力船、10トン未満の動力船を使用して行う漁業でもあります。
  3. 遠洋漁業は、国の排他的経済水域(200海里水域・370.4km)の内外での大型漁船を使った漁業のことです。公海、外国の200海里水域内が漁場となることも多く、言ってみれば世界の海を巡る漁業です。単船で行う場合と、船団を組んで連絡を取り合う場合もあります。北洋漁業、マグロ延縄漁業、遠洋イカ釣り漁業などが該当します。

 


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